相続における利益相反とは何ですか?

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相続における利益相反とは?

遺産相続の問題として比較的多く見受けられる利益相反とは、複数相続人が存在する場合に、「遺産相続を行うことでメリットが得られる人」と「遺産相続によってデメリットが生じる人」が混在している状態です。複数の相続人がいて、遺産分割の具体的内容に賛成・反対のグループができている場合は、遺産分割協議が難航しやすくなります。また遺産分割協議の停滞は相続税の申告や支払いにも影響が出てきますので、利益相反の問題は軽視すべきではないといえます。

相続で利益相反が生じる代表的パターンとは?

相続関連で利益相反が起こる代表的なケースには、「未成年の子とその親」という形が挙げられます。例えば、子どもがまだ幼稚園生や小学生の時に父親が亡くなり、配偶者である母親とその子で遺産相続をする場合に、親としては「まだ幼い子供に遺産相続をする必要はないのだろう」とか「相続放棄をしてもらって母親である自分1人が遺産相続をすれば良いだろう」と考える人も非常に多いのです。しかし、相続に関する法律の中では、「子が相続放棄をして母親だけが遺産相続をすること」を子の不利益により母親が利益を得たと判断するため、利益相反にあたる行為として事後的なトラブルへと発展するケースも多く見受けられるのです。

親子の利益相反を防ぐために特別代理人を選任を申し出る必要がある

親子の利益相反を防ぐために、前述のようなケースでは、申立てにより、子どもの代わりに意思決定を行う特別代理人が家庭裁判所により選任されます。母親以外の成人が特別代理人になることで、子どもがどんなに幼い年齢であっても、他の成人である相続人と同様の立場で被相続人である父親の遺産相続が行われるのです。また特別代理人の存在は相続における利益相反を防ぐためのものですので、将来的に親と子の間に生じる利益相反に関するトラブルは回避できることになります。

遺産分割協議で利益相反が生じた場合は?

遺産分割協議で生じた利益相反は、家族や親族の間に不満やトラブルの種を生むと考えられています。また遺産分割協議だけをスムーズに終わらせても、そこで生じたわだかまりは長きにわたり続くことが多いといえます。利益相反以外にも家族ごとにおいてさまざまなトラブルがあることを踏まえて信頼できる弁護士にサポートを仰ぐことがよりよい問題解消につながると考えて良いでしょう。 遺産相続でお困りのことがございましたら、大阪の四ツ橋総合法律事務所にご相談ください。 ≫遺産相続の手続・流れについて詳しく見る
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