遺産分割調停の欠席をするメリット・デメリット

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遺産分割調停は欠席することもできる

遺産分割調停は、離婚調停と同じで出席・欠席の判断は「本人に任せられる」といった形となります。

しかし、これまで行なってきた遺産分割協議に積極的ではない人は、「相続に関する話し合いをまとめたくない」という想いが強いため、裁判所で行う遺産分割調停についても欠席する傾向が高いのです。

遺産分割調停に欠席した場合のペナルティとは?

家事事件手続法258条・同法51条(通常の調停の場合は、民事調停法の第34条)では、正当な理由なく調停を欠席した場合に「5万円以下の過料を処す」と定めています。

しかし欠席する人は基本的に「ペナルティを課せられないための正当な理由」を裁判所に伝えるなどするため、一般的に5万円以下の過料の支払いを命ぜられるケースはほとんどないのです。

遺産分割調停の欠席者を除いて合意ができる?

遺産分割調停は、相続を行う当事者が全て出欠することが絶対条件となります。

1人でも欠席者の出た調停は「このまま続けても意味がない」と判断されるため、調停委員から「不成立ではなく取り下げ」を勧められるケースがほとんどのようです。

遺産分割調停の取り下げとは?

遺産分割調停の取り下げ手続きを行うと、その調停自体が「開かれなかった」という状態になります。

また取り下げ後は遺産分割に関する方向性が全く定まらない形に戻るため、「再び協議を行う」か「裁判所の審判を受ける」というどちらかを選ぶしかなくなるのです。

遺産分割調停を欠席すると不利になるって本当ですか?

前述のとおり欠席者の存在により「不成立」または「取り下げ」という結果で終わる遺産分割調停は、「欠席によって生じるデメリット」はほとんどないと考えられます。

しかし、次のステップとなる審判に進んだ場合は、「遺産分割に対して協力的ではない」という姿勢でいると特別受益などの判断時に不利になるケースが多いため、基本的にメリットはないと言えるのです。

遺産分割調停を欠席したい場合は?

長きに渡って応じなかった遺産分割協議が調停へと発展し、裁判所からの呼び出しに応じたくない場合は、その理由や対応策について相続問題に詳しい弁護士に相談をした方が良いかも知れません。

また弁護士は代理人として話し合いに参加することも可能となりますので、遺産分割協議から逃げられない現実を受け入れた上で早めに対応策を検討すべきと言えるでしょう。

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